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ドリーム・チームの校舎ブログ

2025年09月11日

【城南ゼミ】 生徒の「なぜ勉強するの?」にどう答える?

城南ゼミナール

 

『この勉強、何の意味があるの?』と聞かれて、どう答えるか。

保護者なら、一度は子どもに聞かれたことがあるのではないでしょうか?

(この文章を読んでいるのがお子さんの場合、聞いた事、感じた事があるでしょう)

 

 

「やらされ感」の学習では、生徒の意欲を維持し、真の学力を育むことは難しいものです。

教育先進国フィンランドで実践されている「人生観の知識」というユニークな教科を紹介しつつ、答えの一例をお伝えしますね。

 

 

 

フィンランドには「人生観の知識(Elamankatsomustieto)」という、日本ではあまり知られていない教科があります。

これは、生徒が「自分とは何か」「どう生きるべきか」といった、生きる上での根源的な問いに向き合う、いわば「哲学」の授業です。

 

 

この授業には、テストで問われるような唯一の正解はありません。

生徒たちは「友情とは何か」「公正な社会とはどんな社会か」といったテーマについて、対話し、議論を重ねます。
この学びを通じて、生徒たちは何を得るのでしょうか。
それは、自分自身の価値観に基づいた「人生のコンパス」です。

自分のコンパスを持つと、他の教科の学びが、自分自身の人生という大きな物語と繋がり始めます。

「何のために勉強するのか?」という問いに、自分なりの答えが見つかるからです。

 

 

例えば、「将来、環境問題の解決に貢献したい」という目標を持った生徒にとって、理科や社会の知識は問題の本質を理解するための土台となり、英語は世界中の人々と協力するための必須ツールとなります。

学習がテストのためだけのものから、自己実現のための「自分ごと」に変わる瞬間です。

フィンランドの生徒たちの高い学習意欲の根底には、こうした「学びの意味づけ」を促す教育があるのです。

 

フィンランドの「人生観の知識」の時間をそのまま導入するのは難しいですが、そのエッセンスは日々のコミュニケーションに取り入れることができます。

「会話・対話」の中で、以下の3つのヒントを実践することで、学びの意味づけを効果的に促すことができます。

 

 

1. 身近な「好き」や「面白い」と学習を結びつける
今、夢中になっていること(ゲーム、アニメ、スポーツなど)を学習の入り口にします。

例えば「そのゲームのキャラクターはどうやって動いているんだろうね。

実は数学の座標の考え方が使われているんだよ」といったように、興味関心と学習内容をリンクさせます。

「好き」が「もっと知りたい」に変わる瞬間を意図的に作ることで、学習へのハードルを下げます。

 

2. 社会の出来事と教科を結びつける
ニュースで話題になっていること(例:新しいテクノロジー、環境問題など)をフックに、「この問題を解決するには、理科や社会のどんな知識が必要だと思う?」と問いかけます。

学習内容が、自分たちが生きる現実世界と密接に関わっていることを実感させ、社会への関心と学習意欲を同時に引き出します。

 

3. 「なぜ?」を歓迎し、一緒に考える姿勢を示す
「なぜこの公式を覚えるの?」といった素朴な疑問が出たときこそ、チャンスです。

すぐに答えを教えるのではなく、「良い質問だね。どうしてだと思う?」と問い返したり、「この公式がなかったら、どんなことで困るだろう?」と一緒に考えたりする時間を作りましょう。この小さな対話が、思考を深め、「やらされる学習」から「探究する学習」へと転換させるきっかけになります。

 

 

 

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