2025年09月10日
今回は大学受験の「学校推薦型選抜」の中にある、公募推薦に関してお話しします。
年内入試の傾向が高まる中、この公募推薦入試は年内入試の中で最も高い割合の選抜方法です。
公募推薦は学校推薦型選抜の中の一つの入試です。
ちなみに、学校推薦型選抜にはもう一つ指定校推薦があります。
公募推薦入試は11月頃から出願が始まり、11月下旬頃に試験が行われ、合格発表が12月頃に行われる大学がほとんどです。
試験は、2~3教科の筆記試験となっている学校が多く、イメージは、「一般入試を年内に一度受けられる」というものです。
また、大学によっては評定も評価に含まれます。
ただ、一部の大学では、公募推薦が行われていない大学もあるので、確認が必要です。
公募推薦は、一般入試と形式があまり変わらないため、不合格となったとしても、一般入試の練習になります。
教室までの誘導や当日の雰囲気がわかるため、一般入試での心理的負担は軽減されます。
また、本番と同様の雰囲気で入試を受けることにより、課題点が洗い出せ、入試後の受験計画をブラッシュアップすることもできます。
公募推薦で第一志望の大学に合格した場合、ここで受験終了となります。
滑り止めの大学に合格した場合も一般入試に向けた対策は第一志望の大学のみとなるため、過去問の対策などの負担が軽減され、志望校合格の可能性が高まります。
しかし、滑り止めの大学の合格を持っておく場合は、事前に入学金などを支払う必要があるので、気をつけて下さい。
しかし、公募推薦を受けることで、受験計画を変更する必要が出ます。
9~10月の段階で、各教科の演習がおおむね終了し、過去問演習に入っていれば、計画の変更はそこまで必要ではありませんが、英語や数学の対策がまだまだ甘いということがあれば、公募推薦の過去問演習をしている場合ではありません。
そんな中で、背伸びして公募推薦の過去問対策をしなければならないのは、リスクとなります。先生などに相談し、受験するかどうかを冷静に判断する必要があります。
受験を終えた後は、少なからず体力・気力ともに奪われた状態になります。
その上、受験の結果が気になるため、ソワソワするような1週間を過ごすことになります。
入試の次の日には、「いつもの勉強ルーチンをこなしている」という心構えが必要になります。
また、場合によっては不合格となり、精神的なダメージを負ってしまう可能性もあります。
滑り止めの大学でも落ちる可能性があります。
「年内にひとまず公募推薦で大学の合格を勝ち取っておき、本命は一般入試で臨みたい」と多くの受験生が考えます。
そのため、滑り止めでも、予想外の結果になることがあります。
そのときに、「滑り止めの大学で無理なら、本命の大学なんて到底無理だ」と感じることも少なくありません。
受験の段階から、本番前に一回チャンスをもらえたという風に思って、臨むことも大切です。
受験するかの判断に迷うなどあれば、先生に相談しましょう。皆さんを全力でフォローしていきます。
お子様の学習状況をヒアリングしながら、ご説明します。
ご不明な点や、気になるところもお気軽にご相談ください。
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