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【平尾ゼミ】なぜ偏差値という数字を使って学力をはかるのか?

2021年2月19日

こんにちは!
平尾ゼミナールです!!

 

例えば、お子様が最初数学80点・英語60点のテストを持って帰って来たとします。

この場合、ほぼ「数学は頑張ったようだけど、英語がもう少しね」という評価になると思います。

 

でも仮に、数学の平均点は85点・英語の平均点は50点であれば

英語のほうがずっと頑張ったといえます。

 

また、次のテストで数学が70点・英語も70点だったとします。

すると、「英語は盛り返したけど、数学が落ちちゃったね」という言葉が聞こえそうです。

もし、数学の平均点が60点で、英語が80点なら、実際は数学のほうが上がったといえます。

 

このようにテストは、難易度、すなわち難しさがそれぞれ異なるので、

点数の推移だけで評価することにはむりがあります、

そこで偏差値という数字の登場となります。

 

そして、もう一つ、この偏差値は、決してお子様の学力を表す数字ではありません。

あくまで、テストを受けた集団の中での、他人との比較の上出る数字ですなのです。

だから、学力が伸びたから、必ず、偏差値も上がる、というわけではありません。

え?と思われる方もいらっしゃると思います。

 

この集団の平均点が、これが偏差値50となります。

したがって、お子様の学力の伸びが周りの子と同じような伸びであれば、

たとえ学力はついていても偏差値は伸びません。

もっと極端にいえば、学力は伸びても、それが母集団のアップに追いついていなければ、

偏差値は下がる場合でさえあるのです。

 

偏差値が変わらないということは、平均的な学力アップを達成していることになるのです、

決してお子様がサボッテいるわけではないのです。

そんな中での偏差値アップは並大抵の努力では達せられません。

偏差値を上げることはそんなに簡単なことではないことがわかっていただけたでしょうか。

勉強をやり、学力がつくイコール偏差値は上がる、というのは、実は絶対ではないのです。

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