2025年04月19日
こんにちは、園田東ゼミナールの山崎です。
休みの日にテレビをつけるとCMでは、学習系のCMが(職業柄?)目につきます。
新学期、新学年で勉強について親御さんが考える時期だということも、ありますが
教育業界にいるものとしてキャッチコピーではわからない春の勉強の大切さについて、お伝えしたいと思います。
よく聞くのが「スタートダッシュ!」とか「つまづかないように…」とかでしょうか。
春の学習で一番大切なことは、圧倒的に1学期の予習です。
では「復習は…?」と思った人、後述しますね♪
小中学校と高校の1学期に学習する内容はその学年の基礎となります。
つまり
①ちゃんとやればテストで高得点が取りやすい
②基礎がしっかりしていると、今後のテストでの失点が減る
③つまづくと、その学年全部に影響する
当たり前のことですが、これが1学期の学習の大切さです。
「学校が始まってから、授業とかを頑張れば良いのでは?」
まぁそうなんですが…現実はそう甘くはないのです。
①前学年の3学期の内容と全然違う
例えば(尼崎市の教科書の場合)
中1数学 3学期 平面・空間図形/資料の活用 → 中2数学 1学期 文字式の計算
中2数学 3学期 図形の証明/場合の数・確率 → 中3数学 平方根/多項式の計算
中2英語 3学期 受動態/現在完了 → 中3英語 1学期 使役動詞・原形不定詞
簡単に言うと、1学期の学習内容(赤字のところ)は、前学年の1~2学期に習った内容の応用です。
つまり半年~1年前にやったことの続きを急にまた勉強し始めるのです。
だから前の学年でよっぽど完璧に出来ていた人でも、結構忘れてしまっていることは多いし、ビックリすることは多いはずです。
②進学すると、前の学校でやったことと、進学先の学校で想定していることが全然違う
さらに、進学して学校が変わるとこの傾向はより激しくなることは想像できますよね。
先生「~というのは、○学校でやったはずなので…」
生徒A「…知らんが…」生徒B「…記憶の片隅にはあるが…」
受験勉強をしてきた新入生であれば、受験勉強で復習は出来ているはずなので、それほど困らないですが、
公立小学校から公立中学校に進学する生徒にとっては、もはや「寝耳に水」といった感じで授業が始まります。
公立中学校の4月は(少なくとも私が担当した兵庫・大阪の中学校では)
①オリエンテーション期間が長くて、授業がなかなか始まらない
②副教材(ワーク)等が配られるのが遅い
せっかくやる気をもって中学校に入学してきても、
「先生の自己紹介と生徒の自己紹介だけの授業が全科目続く」
というのがなぜか4月中旬まで続いて「え?まだ授業始まってないの?」と毎年言っている気がします。
そしてオリエンテーション期間が終わったGW直前ぐらいにようやく副教材が配られるので、
少なくとも1ヶ月近くは生徒にとって
家で勉強する教材がない!
という状況になります。そんなのだから、中学生になって学習習慣を…なんてのは現実的に難しいのです。
そういう意味で塾は絶対に必要だと思っています。
私立中学ではそんなことはおきておらず、4月2週目からバリバリ授業&宿題、GWもガンガン宿題ということができているので、公立でもできると思うのでぜひ改善して欲しいです。
1学期の内容をしっかりマスターするためには、前学年、前の学校(?)の内容の復習
それも1学期で必要になる内容の復習することが求められるのです。
地域によって教科書が違うし、学校によっても進み方、どこから始めるかが違います。
そして、新しい環境になれて学習習慣をつけること。そして1学期の内容をしっかりマスターして
その学年の学習をより良いものにすることが春の学習の目標です。ぜひ学習塾ドリーム・チームで一緒に勉強していきましょう!
学習・学校生活・お子さまの成長を全力でサポートいたします!
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