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【豊中第3ゼミ】221年ぶり…!?

2024年7月26日

こんにちは!

豊中第3中専門の個別指導塾、豊中第3ゼミナールの松濱です!

 

まさに夏本番、というように

連日30度を越えてきています…。

 

常に響くセミの声がさらにそれを暑く感じさせますね。

セミの声が一日中聞こえてくるようになると

「いよいよ夏が本格的になってきたなあ」

と思います。

そんな夏の風物詩のセミですが、

今アメリカでセミに関する面白いニュースがあるのをご存知でしょうか?

それは

「221年ぶりの大量発生」

です。

 

アメリカに生息するセミには、

17年の周期で羽化するグループと

13年の周期で羽化するグループがあるそうです。

 

こうした周期で羽化するセミの仲間を素数ゼミといいます。

「なぜこんな長い周期で?」と思うかもしれませんが、

そこには大自然で生き残る知恵が隠されています。

 

生物には「周期生物」という特徴を持つものがあり、

それは3年以上の間隔で定期的に大量発生を繰り返す生物のことです。

 

その周期生物の中に、素数ゼミや彼らの天敵である寄生虫や捕食者も含まれています。

素数ゼミたちからすると、大量発生のタイミングがその天敵たちと被ってしまうのはうれしいことではありません。

ではそのタイミングをなるべく被らないようにするにはどうすればよいのか?

その答えは

 

「なるべく間隔を長く」

「そして公倍数の少ない素数に」

 

この2つでした。

たとえば、周期は12年のセミと13年のセミ、そして3年周期で発生するセミの天敵がいたとします。

この条件で100年が経過したとして、天敵と発生のタイミングが被るのは…

 

12年:12年目 36年目 48年目 60年目 72年目 84年目 96年目の計7回

13年:39年目 78年目 の計2回

 

被る回数が全く違う…!

もしセミが17年周期ならさらに少なく、51年目の1回しか天敵と発生が被ることはありません。

 

人類のように文明を持たなくとも、

こうして数学を生存戦略に組み込んでいる生物を見ると

大自然の偉大さを実感します

 

それでも、いくら素数といえども公倍数が全くないわけではありません。

13と17の最小公倍数は221

つまり221年周期でこのセミたちは同時に大量発生することになります。

 

前回の大量発生は江戸幕府が開かれてちょうど200年目となる1803年のこと。

日本でまだ侍という身分があり、時代劇で描かれるような時代のお話です。

 

それから221年…それが今年、2024年なんですね。

「この大量発生を、今生きている人々は絶対に二度見ることができない」と、ある生物学者学者が言っていましたが

そう聞くととても貴重な体験だと思います。

 

ちなみに、

1つのグループだけでも大量発生といえる規模らしいのですが、

今回は同時ということでまさしく桁違いのものだそうで…

その数なんと

 

1兆匹…!

 

日本のものとは比べ物にならない量なので当然鳴き声もうるさいとかの次元ではないようで

今アメリカでは耳栓が飛ぶように売れているとかいないとか…。

 

いかに221年に1度のロマンといえど、これは少し、いやだいぶ困ってしまうかも…。

これもまた大自然、ということなんでしょう。

 

今年の夏は少しセミを見る目が変わりそうな、そんなお話でした。

それではまたの更新で!

 

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