2025年09月18日
【城南ゼミ】スマホ使用制限の法律が施行されます。|学習塾ドリーム・チーム – 1中学専門塾
【城南ゼミ】 市民のスマホ利用を1日2時間以内に抑える」という条例案が提出されました。|学習塾ドリーム・チーム – 1中学専門塾
以前、このようなブログを書いたことがあります。
どちらも、スマホ利用に関する内容です。
私自身、6歳の年長さんの息子がいますが、すでにYouTubeの虜になってしまっている感があります。。。
ちょっとしたときに子育てを楽しようと思って与えてしまったのが、、、という悩みです。。。
小中学生、高校生の保護者様も同じような悩みを感じたことはないでしょうか?
その中で、上手にお子様と話し合って家庭内ルールをきちんと守らせられられているご家庭と出会うことがあります。
すごい!、と正直尊敬しております。
また、必ずではないですが、家庭内ルールがきちんと履行できている子は、
成績も上がりやすい、よい成績を取れる傾向があると
肌感覚で感じることもあります。(あくまで肌感覚ですが)
ということで、今回は「スマホ使用のルール」をどうしていくと上手くいきやすいか、
そのヒントになればと思います。
前述の過去のブログ記事の中で、
教育先進国フィンランドが2025年8月1日から、
義務教育期間中の授業における携帯電話の原則使用禁止を定めた法律が施行したことに触れております。
この新法は、あくまで「授業中」の原則禁止を定めたものです。
では、休み時間や昼休みはどうするのか?
その具体的なルール作りは、国が一方的に決めるのではなく、各学校の裁量に委ねられています。
多くの学校では、先生がトップダウンで校則を決めることはありません。
生徒、教師、そして保護者が「対話」を重ね、それぞれの立場から意見を出し合い、全員が納得できるルールを共に作り上げていくのです。
その中心的な役割を担うのが「生徒自治会」です。
彼らは、全校生徒にアンケートを実施したり、クラスで議論の場を設けたりして、様々な意見を集約します。
そして、集まった声を元にルール案を作成し、教師や保護者との協議を重ねていくのです。
このプロセスは、単にルールを決めるための手続きではありません。
生徒たちが「自分たちの学校生活を、自分たちの手でより良くしていく」という当事者意識を持つための、極めて重要な教育活動と位置づけられています。
ルールを「守らせる」のではなく、自分たちの問題として「共に作り上げる」こと。
この経験が、生徒たちの心に責任感と共同体意識を育んでいくのです。
福岡市内の高校でもこの動きに似たものが進んでおり、
多くの学校で令和verの校則を上記のような形で作り変えている高校が増えています。
ちなみに、フィンランドの学校現場では、やはり多少の混乱が生じることもあるようです。
新しいルールに慣れず、携帯を使いたいがためにトイレにこもってしまう生徒。
ルールを破ってしまい、保護者が学校に携帯電話を受け取りに来るケース。
先生方も対応に追われていることもあるそうです。
しかし、現地の先生方がこの状況を「失敗」と捉えていないそうです。
むしろ、これらの混乱こそが、生徒たちが向き合うべき「生きた課題」なのだと言います。
生徒自治会は、早速これらの問題点を議題に上げ、「どうすればもっと皆が納得し、守りやすいルールになるか?」という議論を再開させていました。
フィンランドの学校において、校則は一度決めたら終わり、という固定的なものではありません。
常に「より良いものに改定していく」ことが前提となっているのです。
うまくいかないことがあれば、その原因を分析し、改善策を考え、再び対話を通して合意形成を図っていく。
この試行錯誤のプロセスそのものが、現実社会で本当に必要とされる、実践的な「課題解決能力」を育む最高のトレーニングとなっているのです。
家庭内ルールを話し合って、子ども主体で決めていき、でも、そのルールは簡単に破られてしまう。
そんなときでも、叱るのではなく、破らない守るためにどうルールを変えていけばいいか。どう自分自身が変わっていけばいいか。
親として忍耐が試される場でもあると思います。
しかし、こうやった子どもたちを1人の人として認め、向き合っていくことで、心の成長に、ひいては学力にもつながっていくのかな?と思います。
塾の中でも、宿題忘れをただ厳しくするのではなく、子どもたちと対話しながら、彼らの確かな成長につながるように。。。!
お子様の学習状況をヒアリングしながら、ご説明します。
ご不明な点や、気になるところもお気軽にご相談ください。
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