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ドリーム・チームの校舎ブログ

2025年07月07日

【城南ゼミ】 体験格差

城南ゼミナール

お子様は、下記の問題を解けますか?

 

 

1⃣

大きな鍋と小さな鍋。それぞれに半分まで水を入れました。

同じ火力で温めた場合、どちらの方が早くお湯が沸くでしょうか?

①大きい鍋 ②小さな鍋 ③どちらも同じ

 

2⃣

家から160km離れた場所に時速80kmで進むと、どれくらいで到着するでしょう?

 

①2時間 ②12時間 ③20時間

 

 

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どちらも極端な例ですが、このような問題を間違えたり、「分からない」と答えたりする子どもたちは一定数います。

逆に低学年で答えられる子もいます。

さてその違いは何でしょうか?

 

 

それは学力でしょうか?

“頭の良さ”でしょうか?…

 

 

 

例えば「ケトルに水を入れてお湯を沸かす」ということをお手伝いとしてやったことがあるか、ないかでQ1の結果は変わってくるでしょう…

Q2は、160kmが大阪周辺から名古屋ぐらい、福岡なら山口までぐらいで、高速道路や特急列車がだいたい時速100kmぐらいだと分かっていれば、肌感覚として答えることが出来ますね。

逆に何も分かっていない状態(160kmってどれくらいの距離?時速80kmって速いの?遅いの?)だったとすると、「時間=道のり÷速さ」だと知っていたとしても、ちょっと答えに自信がなくなりますよね?

 

 

 

 

近年、教育業界では「体験格差」なんて言葉が取り沙汰されています。

一般的には「旅行や習い事、休日に友達と一緒に遊ぶなど、学校の外で行われる体験機会の格差」などと定義されていますが、どもを持つ親としてはプレッシャーを感じさせる、嫌な言葉ですよね。

「習い事させられてないなー」とか、「キャンプや旅行も行けてないなー」とか、「公園連れて行ってないなー」とか…

むしろ「私は100%ちゃんと出来ています!」って胸を張れる親なんて誰もいないのでは?と思いますし、そうであれば逆に心配にもなります。

 

 

校舎で子どもたちと接していると別の意味での「体験格差」や「前提となる知識の差」を感じます。

それは前述の2つの問いに答えられる違いであり、「お手伝い」と「本などで得た知識」の量ではないかと思っています。

“本など”としたのは、国語の読解問題や教科書の説明文などでは今日の社会に必要な知識が埋め込まれているため、読解問題をたくさんやるだけで、知識もつけられるという一石二鳥なのです!

 

一般的に「本を読む子」というのは、絵本から始まって児童文学や文芸書を読む子というイメージがあるかも知れませんが、個人的にはそうではないと思っています。

子どもの興味があれば、どんな本にも学びはあると考えています。

そして本の好みは千差万別です。「おもしろければ何でも良い」とは思っていますが、「面白くて役に立つ本」をご紹介できればと思っています。

 

①「たのしい!科学のふしぎ なぜ?どうして?3年生」監修:村山哲哉 出版社:高橋書店

タイトル通り、小学校3年生向けの本ですが、大人でも楽しめる本です。

また同じシリーズの別学年、似たようなタイトルの別の出版社からの本がありますが、この本がダントツで面白いです。

タイトルの一例をあげると「最初の生き物はどうやって生まれたの?」「イヌにはどうしてたくさんの種類がいるの?」「砂ってどうやってできるの?」…教育目線でいうと、これらの疑問は小学校~高校までの学校の理科の各単元の「ねらい」にほぼ合致していると思います。

理科のその単元を学習して最終的に生徒に学んでほしいこと、これがこの本にはわかりやすく詰まっています。

下世話ではありますが、これが頭に入っていることで理科の授業の頭への入り方が全く違うと思います。

②「大人も知らないみのまわりの謎大全」ネルノダイスキ (著)  出版社:ダイヤモンド社

こちらは全編マンガで読みやすいです。

「役に立つかどうか?」というよりも、「気になる人は気になる疑問」、あるいは「そんなこと気にする人いるんだ~!」という身の回りのことを面白おかしく捉える、気を付けて身の回りを見ると面白そうなことがたくさんある。というタイプの本です。

ベストセラーになっており本屋さんで平積みされているので見かけた人も多いと思います。

大人も知らないことが多いので、家族の共通の話題としておすすめです。

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