※ダイラタンシー…片栗粉+水の“ドロッとした液体”が、強くたたくと一瞬で固まるふしぎな現象
1. 今日の実験テーマ
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目的:
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片栗粉水を指でそっと押す/強くたたく ―― 液体と固体が入れ替わる瞬間 を体で感じる
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「力を加えると粒子がギュッと並ぶ」様子を 身近なたとえ でイメージする
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準備物:片栗粉・水・風船
2. 盛り上がりシーン

風船に入れて、お土産を作ったりちょうどよい硬さを調整したりと、みんな集中。

今回の大目玉の、桶にダイラタンシーを入れて上で走りました。家庭では絶対できません!かなり汚れます!

中学生も授業後に、風船づくりをしてくれていました。講師の方と一緒に大盛り上がり。
シーン | 盛り上がりポイント | 子どもの声 & 反応 |
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そっと押す → ドロドロ | 指がゆっくり沈む | 「うわ、豆腐みたいにトロい!」 |
グーでたたく → カチカチ | 表面が固まって跳ね返る | 「石だ! 跳ね返った!」 |
粒子の動きのたとえ | 気体-放課後のみんな=自由な粒子。散らばっていく
液体- 休み時間の教室 固体-整列の号令 がかかるとギュッと並ぶ=力が加わった粒子。勝手に動けない ダイラタンシー-高速道路の渋滞状態=押されると動けなくなるが、時間がたつと動き出す。 |
「廊下バージョン、めちゃ分かりやすい!」 |
ひと言まとめ
「粒子はいつも動いていて、強い力で押すと“並ばされる”から固くなる」――例え話でストンと腹落ち!
3. 理科好きの芽がぐんぐん
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「家でもやってみたい!」と 自由研究の種 を見つけた声が続出。
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実験後のふり返りシートでは
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「粒子が整列するイメージが初めてつかめた」
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「教科書より実験の方がわかりやすい」
など、理科に前向き な感想がたくさん集まりました。
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4. 片づけまでが実験!
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片栗粉水は放っておくと固まってしまうため、後片づけがひそかな難所。
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小学生の塾生たちが「最後までやり切ろう!」と声を掛け合い、机や床をピカピカに。
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先生からは
「手伝ってくれて本当に助かったよ。周りのことを考えて行動できることがすばらしい!」
とその場でしっかり承認。 -
片づけが終わったときの 満足げな笑顔 が印象的でした。