2025年06月05日
福岡市 城南区 の 個別指導学習塾 学習塾ドリーム・チーム 城南ゼミナール です。
今回は、R7福岡県公立高校入試がどうだったのか、具体的に所感をお伝え致します・・・!
国語に関しては全体の回答数は昨年より減少しましたが、記述量が増えたことで、時間配分が難しかったのではないかと思います。
現代文、古典ともに設問の構成に昨年からの大きな変化はなく、基礎的な国語に関する知識を問う問題が幅広く出題されました。
作文は「日本語の魅力について」と昨年よりやや抽象度の高い課題が出ました。
国語は昨年と同様に大問四つの構成でした。
大問一では私たちが物事をどのように理解しているかを「直観」と「知覚」を比較しながら説明した説明的文章が出題されました。
接続詞や段落の役割に関する選択肢の問題、本文の内容に関する二十字前後の記述問題が出題されました。
大問二では元プロ野球選手が主人公の小説が出題されました。
主人公の気持ちの変化を読解する必要があります。
本文の場面を十字以内に記述する問題や、本文の展開や表現に関する選択肢の問題も出題されました。
国文法、書写、漢字、故事成語の問題も出題されました。
大問三では、中国の古文「淮南子」とその現代語訳が併記されている古典が出題されました。
大問四では、国語に関する世論調査の資料を読み、複数の条件に従って書く課題作文です。
二段階構成で、十行以上十二行以内で書く形式は例年と変わりません。
数学に関しては、今年度は大問3が場合の数と文字式の利用の融合問題でした。
昨年同様会話文から解答の方針を導き出す問題が出題されており、教科書の定理や性質を理解する力だけでなく、読解力や思考力も必要とされています。
記述式の問題が合計8点となり、昨年より3点減少しました。
大問一は数と式・関数・データの活用の各領域から基本的な問題が出題されました。
大問二は度数分布表と箱ひげ図からデータを読み取り考える問題でした。
大問三は、計算方法が書かれた4個の玉を3個取り出し、はじめの数に対して計算した結果を考える問題でした。
大問四は、電車についての、時間と道のりを題材にした一次関数の問題でした。
電車の速さの範囲を求める問題や2つの電車がすれちがう時刻を求める問題が出されました。
大問五は円の周上にとった5点を結んで出来た五角形を用いた問題でした。
角度を求める問題、2つの三角形が相似であることを証明する問題、円の直径を求める問題が出題されました。
大問六は、三角柱を用いた問題でした。
正しい三角柱の展開図を選ぶ問題、三角錐の体積を求める問題、2つの三角形の面積を比較する問題が出されました。
社会に関しては、例年通り大問6問構成で出題されました。
昨年よりも、入試によく出る代表的な問題が多く、落ち着いて解ける問題でした。
例年、資料を使った記述問題となる大問6は、ドローンを使った農業の在り方を問う出題でした。
日本の農業の特徴を踏まえて、解決策となる考えをまとめる力が必要となっています。
大問1は、近代までの歴史が出題されました。
時代ごとに政治、文化、世界との関わりについてまとめたカードから、人物やできごと、社会の様子などが問われました。
大問2は、近現代の歴史が出題されました。
20世紀の日本の関氏に関する新聞記事の見出しから、近代以降の日本の政治や世界との関係などを問う構成でした。
大問3は世界地理が出題されました。
略地図をもとに、世界の気候や人口、エネルギー、貿易などの資料が設問ごとに示され、州や国の特色などが問われました。
大問4は日本地理が出題されました。
日本の様々な地域の特色を示す略地図や資料を読み取る問題でした。
大問5は、公民が出題されました。
カードをもとに、図や資料などから、憲法や国会・裁判所、市場や財政、国際連合などの政治、経済、国際社会が問われました。
大問6は、総合問題が出題されました。
理科に関しては、一昨年や昨年と同様に基本問題が多く、取り組みやすいです。
教科書の実験と観察がそのまま出題されている大問がほとんどです。
化学変化や仕事の問題の一部に難しいものはありますが、きちんと準備をしていれば高得点を狙えます。
大問1は、ヒトの消化のしくみについて出題されました。
デンプン、タンパク質、脂肪の消化に関する消化酵素、消化液について問われました。
大問2は、タマネギの根の細胞の観察が出題されました。
根が成長するしくみについての考察を適切な内容に書き直す問題が出題されました。
大問3は溶解度と再結晶について出題されました。
大問4はマグネシウムと鉄の加熱前後での性質の違いについて出題されました。
大問5は、気象観測について出題されました。
大問6は、透明半球を用いた1日の太陽の動きの観察について出題されました。
大問7は凸レンズでできる像について出題されました。
また、できる虚像の上端と下端の位置を作図する問題が出題されました。
大問8は、滑車や斜面を用いた仕事について出題されました。
3つの装置での仕事率が同じときのひもを引き上げる速さを比べる問題が出題されました。
英語に関しては、難易度はやや難化しました。
大問3では、大学入学共通テストのように、グラフを読み取る問題が出題されました。
読解力とグラフに示されていることを把握する力の両方が必要です。
平均点は昨年よりも2〜3点下がると予想されます。
リスニングテストでは、質問と応答文が両方とも読まれる問題、表、図を使った問題、対話文による問題、長文による問題、自分の人生で一番の思い出を答える問題が出題されました。
大問1は、例年通り、英語の対話の空欄に当てはまる英文を、4つの選択肢の中から選ぶ問題が4問出題されました。
大問2は、まとまった対話文を読んで設問に答える問題です。
日本とマレーシアの祭りに関する内容でした。
大問3は、まとまった英文を読んで設問に答える問題です。
農業イベントで提供するトマトジュースに最適なトマトを育てるという内容でした。
大問4は、リー先生から、訪ねたことのない都市に行くなら、家族と行くか、友達と行くか、一人で行くかについて意見を求められ、それに対してどのように答えるか、自分の考えを30語以上の英語で書くという内容でした。
どの科目も教科書内容(基本内容)の定着が必要不可欠です。
普段からコツコツと積み上げて勉強を頑張ることが入試に繋がります!
お子様の学習状況をヒアリングしながら、ご説明します。
ご不明な点や、気になるところもお気軽にご相談ください。
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