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ドリーム・チームの校舎ブログ

2025年12月05日

【長丘ゼミナール】AI×勉強!時代の最先端を突っ走る現代中学生のタイパ最強学習術!

長丘ゼミナール

こんにちは!長丘ゼミナールの舩木です!

実はわたくし舩木、このご時世ではスキルとして必要なのかなと思ってAIの勉強をしています!
ChatGPTにGeminiにGrokにClaudeに、、、
色々と触ってみたのですが意外と違いがあって面白いんですよね~
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康に結局三人の誰が一番優秀なのか?を議論させて遊んでみたり、、、
(ちなみに秀吉と家康が信長に忖度してすぐに決着がつきました。。。芸が細かい。。。)

せっかく知識はついてきたものの、「仕事やプライベートのどこで使うのか?」の時点で詰まっているので
最近はその日の晩御飯のレシピを考えてもらうくらいの使い方に落ち着いています。

さて、長丘中学校ではAIを使った学習サービスにて課題が出されています。
これは来年度より福岡市全体で使われることが正式に決まりました。
紙のワークが廃止されてタブレットの課題だけ。時代を感じますよね。

しかし、実際に生徒が使っているところを見てみると利用の実態はあまりよろしくありません。
画面に映った問題をスクリーンショットで撮ってChatGPTやGeminiに解かせているみたいなんです。
と言うのも、このAIサービスでの課題は膨大な問題量が出ます。
期間内に終わらせることが困難な生徒が多いというのは現実問題としてあります。

紙のワークの場合はわからなければ飛ばして正答を赤で書いて解きなおすということが出来ました。
しかし、このタブレットの課題はそれが出来ません。
間違えた問題だけが一覧化されるわけでもなく、問題全てを一から解きなおす必要があります。
さらに、解説についてもかなり簡素なものです。
学力が低い子からすると簡単な説明で済まされても
なんのことかわからない。。。
わからないから後で先生や友人に聞こうにも
その問題を記録しておく手段が少ない・手間がかかる。。。
というのが現状です。

そういった子が出した策がAIに頼るということのようです。
解説をAIに出させてそれを参考に課題を解く。
その他にも塾が終わって家で勉強しているときにはChatGPTに解説を作ってもらう。

「いや~中学生は時代への適応が早い分、
困難な環境に対して新しい技術を活用できて凄いな。。。」

なんて思うじゃないですか?

実は、中学生がAIを使えるとは言っても
人間の脳はAIと上手く共存できるようにはまだ進化していないようです。

最近、マサチューセッツ工科大学がある研究を行いました。
ChatGPTを使いながら脳をスキャンする人と
何も使わずに脳をスキャンする人で比較実験です。
その実験の結果、ChatGPTユーザーはChatGPT利用前と比べて脳の神経活動が47%も減少していたとのことです。
しかも、ChatGPTユーザーの83.3%が自分が数分前に書いた文章の1つすら思い出せないというのです。
さらに、ChatGPTの利用によってタスクの完了速度は60%上がるものの、
学ぶために必要な精神的努力を32%減少させるというデータも出てきたようです。

これを見てもなんのこっちゃと思う方もいるかもしれません。
調簡単に言うと、
AIの利用は自分の思考を肩代わりしてくれるために
自分の脳に
①AIを利用して頭を使わず作業は早く終わらせる。
②AIを利用すると頭を使わないから何事も覚える必要がない。
③AIを利用すると頭を使わないから苦労をしなくて済む。
という体験を積ませてしまうということです。

つまり、AIに頼ることで楽にタスク完了をする習慣が身に着くということです。
正直、自分の仕事やプライベートにとって重要でないタスクで使う分には危険性はなさそうです。

しかし、これを実際の現代中学生の勉強に落とし込んで考えてみましょう。

「沢山の課題が出ていて、終わる気もしない。」
「内容も難しいのに周りに聞く手段がない。」
「間違えた問題を解きなおす手段もない。」

そういった時にAIに頼ってしまうと
①AIに解説してもらって出た答えを丸写しするだけのスクリーンショットと丸写しの作業化。
②AIに解かせたから自分で覚えられない。
③AIに解かせるという楽な手段を覚えている。
→AIに頼るクセが染みついてしまう。

という結果に繋がるんです。
これじゃ学力が身につくわけがないですよね。

しかしながら、これは現実問題として既に起こっています。
学力を身に着けることに目的が置かれず、課題を終わらせることが目的になり
AIをその手段として利用するといった悪い流れは既に完成しています。

そもそもですが、実はChatGPTやGeminiでは
日本の中学生の学習範囲内で解答・解説を出させるのは意外と難しいです。
解説は出してくれるものの内容は海外知識や高校生知識を盛り込んでることも珍しくありません。
そういった範囲内で解答・解説を出させるには
プロンプト(AIに与える指示のこと)をしっかり組むことで現実的には可能です。
しかし、早く解答解説が欲しい子どもはそこにまで気を配ることはありません。

正直に言えば、現時点では中学生が学習においてAIを頼るという流れは止まらないと思います。
ではこの流れを断ち切るにはどうすれば良いのかと言うと
AIを使わない時間を意図的に作ると言うことです。
問題がわからない・考え方がわからないという苦労する時間
を意図的に作らなければいけません。

スマホを使わない時間・タブレットを使わない時間を周りが作る。
タブレット課題については大人の目が届く範囲で解かせるというのが必須になってきます。

結局、周りの手を借りないと学力というのは伸ばしようがないみたいです。

時代は楽な選択肢を与えてくれるものの
人間は楽をして成長できるような進化を遂げていないみたいですね。。。
僕も今晩のご飯のレシピは自分で考えます。。。。

 

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長丘ゼミナール
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TEL:06-6372-5556
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