山田市にある山田中学校専門塾、山田ゼミナール室長の松本です!
理科実験教室というと、「科学を学ぶ場」というイメージが強いかもしれません。しかし私の中では、もっと広い意味を持っています。子どもたちが“自分の手を動かして、自分の力で世界をつくり変える経験”をする場。それが山田ゼミナールの理科実験教室です。そして今年は、その価値をさらに広げるために、クリスマスパーティーを組み込んだ特別企画を実施することにしました。
クリスマスという季節は、子どもたちの心を自然と前向きにし、創造力を最大限に引き出してくれます。私はこれを学びの力に変えたいと考えました。「楽しいイベント」では終わらせず、「学びを伴った体験価値」に昇華させる。これこそが、今回のテーマです。
今回の実験教室では、まず子どもたち自身の“手で作り上げる作品”としてスノードーム作りを行います。一つのガラス空間に、自分の世界を閉じ込める作業は、実験であり、設計であり、アートでもあります。素材がどのように混ざり、光をどう反射し、どの角度で世界が見えるのか。小学生でも中学生でも楽しめながら、自然と科学的思考が育つ構造になっています。
さらに、クリスマスカードの作成も行います。ただ「カードをつくる」のではなく、“誰のために、どのような思いを届けたいのか”を言語化し、形にしていくプロセスを重視します。伝える力は、勉強と同じくらい大切なスキルです。本人が気づかないうちに、考える力・表現する力が磨かれていきます。
そして最後に、クリスマスパーティー。これは単なるお楽しみではなく、実験教室全体の締め括りとして位置づけています。自分の作品を見せ合い、互いの工夫を知り、認め合う。小さなコミュニティの中で成功体験を共有することは、学習意欲を大きく引き上げる“教育的イベント”なのです。
楽しいだけでは終わらせない。学ぶだけでも終わらせない。
「体験 × 学び × コミュニティ」
これらを掛け合わせた、山田ゼミナールらしいクリスマスの形を、子どもたちへ届けたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。