2025年06月16日
大阪市にある新北野中学校専門塾、新北野ゼミナール室長の三本大喜です!
5科目のバランス‼これは定期テストのたびに、私が必ず注目するポイントです。
英語や数学で高得点を取る一方で、社会や理科は「もういいや」と手を抜いてしまう子が一定数います。
その気持ち、分からないわけではありません。得意な科目で戦いたい。苦手科目にかける時間がもったいない。そういう合理的な考え方も、確かにある。
でも、私はあえて言います。
「得意科目に頼る戦略には、リスクがある」と。
通知表や内申点は、得意教科の高得点だけではカバーできません。
たとえ英数で90点を取っていても、他が50点前後なら総合評価では上位に食い込めない。
そして何より、本番の高校入試では「合計点」がすべてです。苦手科目で失点を重ねれば、どれだけ得意科目があっても、それを支えきれなくなります。
最近ある中2の子が、私のこの話に納得してくれて、今回のテスト勉強では5教科すべてに取り組みました。
以前は「理社は最後にまとめてやる」というタイプでしたが、今回は計画的にコツコツ進めて、結果こうなりました。
理科96点、社会90点、英語90点、数学96点、そして国語は86点。
合計は458点。
今までの自己ベストをしっかり更新し、「初めて“全部できた感”がある」と嬉しそうに話してくれました。
私はこの「全部できた感」こそが、子どもたちの自信を育てるものだと思っています。
得意科目だけでなく、苦手科目も“ちゃんと向き合えば結果が出る”と知ること。
この経験は、勉強だけでなく、将来のあらゆる課題への向き合い方にもつながっていきます。
得意な教科に集中することは否定しません。
でも、それだけに偏るのではなく、苦手を「どうやって落とさずに乗り越えるか」という戦略も、これからの時代には必要です。
期末テストが目の前です。
教室でも一人ひとりの科目ごとの得点バランスを見ながら、全体の底上げを図っていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お子様の学習状況をヒアリングしながら、ご説明します。
ご不明な点や、気になるところもお気軽にご相談ください。
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